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水を撒いてくれ!

とりとめない思考の垂れ流し、または備忘録

去年読んだ本の中でベスト10を決めたよ

まあ表題の通りです。実は年末にやろうと思っていたのですが、忙しさと体調不良、更に通信制限に見舞われて諦めました。

今回はそのリベンジというわけではないですが、年末年始の一区切りとして去年読んだ本の中でのベスト10を短い感想と共に書いていこうと思います。

※「去年読んだ本」なので去年発売された本とは限りません。

 

第10位 室積光小森生活向上クラブ』(双葉文庫)

これタイトルに反して結構ブラックで好きです。仕事でストレス溜まってる人はスカッとするだろうし、そうでもない人はただただ気持ち悪いっていう(笑)。個人的には単純に楽しめたのでOKです。

 

第9位 恒川光太郎『金色機械』(文藝春秋)

これはこのブログにも感想を書きました。その記事はこちら↓

 

金色機械 - 暮らしの記録

 

第8位 碧野圭『書店ガール3』(PHP文芸文庫)

書店を舞台にしたお仕事小説の第3弾。軽く読めてしまうようで実は多くの引っかかりがある作品です。今回は震災のことも書かれていた為、より入り込んでしまった。

 

第7位 佐々涼子『紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている』(早川書房)

東日本大震災被災した日本製紙石巻工場の復活に迫ったドキュメント本で読むのが苦しかった一冊。自分たちが普段読んでる本、その内容ではなく本という物自体について考えさせられる作品です。将来の中学生や高校生にも読んでもらいたい。

 

第6位 小島信夫『ラヴ・レター』(夏葉社)

正直文学史みたいなものには疎いぼくですが、なんだか「まあそんなに力みなさんな」といわれているような感覚、不思議な雰囲気を持った文体で書かれた小島作品は大好きです。作者の思考が頭に流れ込んでくるあの感じ、たまりません。

 

第5位 小野不由美『営繕かるかや怪異譚』(角川書店)

普段ホラーを読まないぼくが例外的に読むのが小野主上の作品です。なんせ文章が美しい。この作品もホラーの短編集ですから勿論怖いのですが、それ以上に想像を掻き立てる文章とそこから浮かんでくる風景の美しさに引き込まれました。更に表紙のイラストが『蟲師』の漆原さんというのも想像を掻き立てられます。

 

第4位 樋口毅宏『テロルのすべて』(徳間文庫)

共感できるのにイラつく主人公が核爆弾をアメリカに落そうとする話なんですが、まあ突拍子もないし突っ込みどころは多いんです。でも違和感を感じながら最後まで読み進めてしまいます。最終的にすっきりするわけでもないです。でもとてもとても引っ掛かる。刺さってくる。

 

第3位 白石一文『彼が通る不思議なコースを私も』(集英社)

この作品の感想を書こうとして何度もディスプレイにむかったもののその度に挫折してきました。というか白石作品の感想を書くのって難しいんですよ。今年もこの作品と『神秘』、文庫で出た『翼』(『愛なんて嘘』は未読)と読んだんですが、いざ感想を書くとなると難しい。ぐんぐん読めるのに。でも大好きな作品です。

 

第2位 椰月美智子『その青の、その先の、』(幻冬舎)

青春小説といっていいのだろうか。もう純度120%のキラッキラなんですが、それだけじゃない。胸に迫ってくるものがあります。主人公まひるの物事に対する感じ方、捉え方も好ましいし、友人や恋人のキャラクターもいい。彼女たちは正しい。そしてその正しさが眩しい。十七歳ってトクベツだ。

 

第1位 島田潤一郎『あしたから出版社』(晶文社)

これはもうダントツの1位。Twitterなんかでも熱く語ってしまったのですが、ほぼ自分語りで書いてしまった感想が下のリンクです。本当に気持ち悪い自分語りなので苦手な人は開かないでください。

あしたから出版社 - Come Rain Or Come Shine

これからずっと大切にするであろう作品に出会えて本当に嬉しいです。

 

 

さて、ベスト10といったものの順位なんてあってないようなものです。ここに書いた作品は全部よかったものなので。

本当はコミック部門なんかもできたらいいんでしょうが定番作品以外あまり読んでないので今回はやめておきます。あ、でもしいて挙げるなら田島列島さんの『子供はわかってあげない』が素晴らしかった。あれは何度も読み返すだろうなあ。Twitterの座談会参加したかった……。

今年はどんな本に出会えるだろうか。そんなロマンチックな感じで締めたいと思います。