金色機械

先日第67回日本推理作家協会賞を受賞した恒川光太郎さんの長編SF時代小説。時代小説とは書いたもののそれはほとんど気にならないぐらいSF色の方が強い作品だ。 触れるだけで生き物を死に至らすことができる女遥香、他人の嘘や殺意を見ることができる男熊悟朗、子供の頃に犯した罪を悔いて生きる男厳信、そして月からきたと…