水を撒いてくれ!

とりとめない思考の垂れ流し、または備忘録

ぼくの住む地域ではもう少ししたら蛍の時季だ。夜の川辺にいくつかの光がぽわりと点る光景は大好きだけど、数年前に工事があって蛍の数は激減した。山奥ならまだそれなりに見られるんだけどね。

 

今日そんなことを考えながら頭に浮かんできた歌がある。中山うりさんの「ホタル」だ。

 


中山うり/『ホタル』 PV アニメーション by 土屋萌児 - YouTube

 

アルバム『ホロホロ』の冒頭を飾る1曲目。静かにじんわりと彼女の歌世界へと引き込んでくれる曲で、郷愁を誘う歌詞とメロディが優しい。

 

うりさんの音楽に出会ったのはいつだったか。ガツンとくるバンドなんかと違って、まるで静かな雨が染み込むようにいつの間にか聴いていた。「回転木馬に僕と猫」はNHKみんなのうたでも流れたので知っている人も多いかもしれない。

 

去年行ったライブもすごくよかった。小さな会場で最小限のセット。優しい歌声で、時間までゆっくりとしていたようだった。

お馴染みの曲に加えて新曲も何曲か演奏され、どれも素晴らしかった。そう、もうすぐそのときに演奏された新曲も入っているであろう新しいアルバム『鰻』が出るんだった。買わないと。

 

どれだけ技術が進歩しても好きな本や音楽はカタチとして持っておきたい。アナログ人間なのかもしれないけど実際そうだからしかたない。

 

何の話だっけ。ああ、蛍か。うん、もうしばらくしたら見に行こう。