水を撒いてくれ!

とりとめない思考の垂れ流し、または備忘録

終戦の日

こんにちは。今日は終戦の日ですね。

日本武道館をはじめ全国各地で戦没者の慰霊式典が執り行われているのでしょう。ここでも多くの戦没者の方々へ哀悼の意を表します。どうか安らかに。

 

そういえば、ぼくが小中学生の頃は夏休みの登校日に平和学習というのをやって、夏休み明け(だったはず)にいくつかのグループに分かれて戦争についての意見発表会みたいなものがありました。今もあるのかな?

 

まあ子供がやることなので、図書館や先生が作った資料を基に「悲惨な戦争は二度とやってはいけないと思いました」みたいなのが大半なのですが、資料を調べているうちに泣き出す女の子とかがいたのを覚えています。

彼女たちが泣いたのは、おそらく当時の同年代の子供たちが疎開したりひもじい思いをしたという話に悲しくなって泣いたのだと思うのですが、当時のぼくは正直その姿を疑問に思っていました。

それは平和教育というものに子供ながら疑問を持っていたからだと思います。

 

小学校で教えられたことのほとんどが「日本が悪いことをしたんだよ」というものでした。原爆の被害の大きさやその悲惨さ、日本軍の悪事(といわれていること)はやるのに、なぜ原爆が落とされたかや、日本軍の被害については、あまりやった記憶がありません。子供ながらそれに違和感を感じていたのだと思います。

 

もちろん戦争は悲惨で、それ自体愚かで醜い行為ですが、その原因などもやらないと真に理解することは難しいと思うんですよね。自ら戦地へ向かった人の話などもするべきなのかと思います。まあ国としても戦争の総括なんてほとんどやってないようなこの国じゃ難しいのかもしれませんが。

 

人類の歴史上、外交というのは武力を背景に行われてきました。日本の歴史でも幕末や戦後のことを考えればわかりやすいかもしれません。全世界の国が一斉に武装を解除して(各種の武器も処分して)軍隊を解散することができればいいのですが現実にそんなことは不可能です。必ず抜け駆けして覇権を握ろうとする輩がいるでしょうし。

 

我が国は69年間米国に守られ、それすら忘れて享受してきましたが、平和というのは難しいことですね。それ故に尊いのでしょう。個人的には自国の平和を自国で守れるようになった方がいいと思います。