水を撒いてくれ!

とりとめない思考の垂れ流し、または備忘録

ジャンプ

子供の頃、ぼくはジャンプっ子だった。当時連載されていたのは『ドラゴンボール』『るろうに剣心』『幽遊白書』『スラムダンク』など。そりゃもう毎週発売日に買って興奮しながら読んだもんだ。

フリーザの強さに「今度こそやべぇ!」と焦り、裏庭の木に九頭龍閃を放ち、戸愚呂(兄)に「きめぇ!」と驚き、「安西先生ヴァスケがしたいです……」と呟く日々。

現在の看板『ワンピース』がはじまったのがたしか小学6年生か中学1年生のとき。でも当時一番ハマってたのは『セクシーコマンドー外伝 すごいよ‼マサルさん』だった。

桂正和作品を読んで「あれ?なんだこの感じ」となったし、『ろくでなしブルース』で不良というものを知った。

そんなふうにしてジャンプとともに過ごした少年時代だった。

 

でもいつからかジャンプを読まなくなった。いつからだろう?思い出せないぐらい記憶が曖昧だ。

いつの間にか気になるものだけコミックスを買うようになっていた。今連載されているもののほとんどが知らない作品だ。

たぶん多くの人が同じように成長とともに週刊の漫画雑誌を買わなくなっていくんだろう。

でもそれは少年じゃなくなっていくから当然で、また新しい少年たちがジャンプを読むんだろう。

 

こないだチラッとジャンプを読んでこんなことを思った。「なんだか物足りないな~」とも。

でもこれ40代、30代、20代、10代と各世代それぞれが自分が読みはじめた年代のジャンプが最高だと思ってるんだろうな。そんなもんだろう。ぼくだって『キン肉マン』や『北斗の拳』より『ドラゴンボール』の方が上だって思ってるし。

……ただ『黒子のバスケ』がどんなに人気だろうと『スラムダンク』は越えられないよ。それだけは確かだ(これも上と同じか)。

そんなことを考えて過ごす昼時。